「逢うふるさとチョイス」は、『まだ知らない“ふるさと”に出逢う場所』をコンセプトに、東京にいながら各地の魅力に触れて、体験することができる店舗です。
★逢うふるさとチョイスとは?
https://www.trustbank.co.jp/tbbase/local/tbbase052/
今回は、12月6日にオープンから1周年を迎えた同店舗の運営担当、ブランドコミュニケーション部の森田 裕士さんに、この1年の振り返りとこの先の未来について語っていただきました。
■氏名:森田 裕士
■所属:マーケティング統括部ブランドコミュニケーション部
■略歴:新卒でNTTドコモに入社後、「ルート担当」としてドコモショップの販売コンサルティング業務や料金プラン策定・収支算定業務等に従事する傍ら、個人として地域リブランディング活動を行う。2020年4月トラストバンク入社。地域ソリューション部での自治体担当を経て、2023年4月より現職。
ー森田さんの業務内容と、「逢うふるさとチョイス」が出来た経緯を教えてください。
私の業務は一言でいうと、「パートナー企業様との新たな価値共創」です。それぞれ持っているアセットを活用して、新しい価値を作っていこうという活動ですね。
例えば2年前から大手通信キャリア様と行っている「ふるさと納税教室」では、全国の二千を超えるキャリアショップで、「ふるさとチョイス」を活用したふるさと納税のやり方をレクチャーしていただいています。
「逢うふるさとチョイス」は、オープンの1年半前くらいから、丸井様(※「逢うふるさとチョイス」が入っている館「丸井新宿マルイ アネックス」の運営会社)にお買い物にいらっしゃる若い世代の方々とのコミュニケーションを取れる場所を創りたい、という気持ちから始まりました。先方ご担当者様も、今までにない新しい取り組みの店舗だと感じてくださってオープンに至りました。
店舗責任者として就任した理由は、私自身が「リアルの手触り感や温かみが好き」なことが一番ですね。前職で長らくリアルコミュニケーションに携わってきたことを活かして、オンラインでは出逢えないお客様たちをメインに、オフラインならではの地域との偶発的な出逢いをご提供していきたいと思っています。
ー「逢うふるさとチョイス」をオープンしてからの1年間はどんな年でしたか?
たくさんのお客様の「なにそれ!?知らなかった」という驚きや「こんなのあるんだ!」という喜びを創り出せたと思っています。
ただ、我々としては、まだまだ取組みが「点」の状態で、手探りな一年でもありました。
とはいえ、メンバーを中心に本当に多くの取組みにトライしてくれた結果、失敗や成功の「点」がどんどん積み重なり、翌年に向けてその「点」を線・面にしていける環境は作れてきたように感じています。
ーどのような苦労がありましたか?
元々、店舗を創ったり企画をしたりする”プロ”が集まっているわけではない中で、店舗として何を目指していくか、という目標の部分を決めることが特に難航しました。
当初は「ふるさとチョイス」の新規会員の増加を掲げていたのですが、そうなると店長、副店長以外のスタッフは会員を増やすための施策に囚われてしまうし、1店舗あたりの限界もある。結果、この目標は今回の店舗にそぐわないのではないか、となり、「売る」をメインに頑張ってみた時期もありました。もちろん今でも「販売」を疎かにするつもりはないのですが、「逢うふるさとチョイス」に並ぶ品物たちの発注先は、ロジスティクスがしっかりしている”会社”ではなく、”各”事業者さんです。ひとつひとつ個別に電話をかけて、個別に納品してもらって……ということをやるフローのことを考えるとそこに特化するのも難しく。
そこで、そもそも、やりたいことって?実現したいことって?という基本に立ち返りました。それは「地域との偶発的な出会いを、都市部の方々にも届けていきたい」ということ。ならば、この楽しい体験を増やせる企画をしっかり創っていこう、と、そしてその楽しさを口コミで拡散してもらい、お客さん・体験してくれる人を増やしていこうという方向に、目標を着地しました。
ー特に印象に残っている取り組みを教えてください。
企画というより体験として創ったものですが、「ご縁だるまガチャ」は良かったなと思っています。ありがたいことに、「逢うふるさとチョイス」は新宿マルイアネックスさんに入館してすぐの場所をお借りできているのですが、他の館って、入ってすぐの場所はイベントスペースになっていることが多いんです。なぜならあの場所は、目を引きやすい反面、風景化しやすいからです。そこで足を止めてもらえるように、インパクトがあるものとして大きなガチャを創りました。
企画としては、今年の秋に行った「お芋特集」でしょうか。元々お芋の特集企画をしている自治体・企業さんと連携してお芋に関する品を集めて、SNSで双方から発信しました。
事業者さんを単なる取引先としてだけでは終わらせず、協力して情報を広げていく。まさに「パートナーと共創」した事例かなと思います。
ー今後「逢うふるさとチョイス」では、どのような取り組みをしていく予定ですか?
マルイ様にいらっしゃるような若年層のお客様を巻き込んで、店舗をハブとした地域応援の取組みを実施していきたいです。なによりお客様に対して、楽しく、無理やり感なく、自然と「やりたい」という気持ちが湧いてくるような仕掛けをつくって、地域のことを知ってもらいたいですね。
ふるさと納税への寄与という視点では、皆様の生活導線内に「ふるさとチョイス」との接点を創っていきたいと思っています。
具体的には、私たちが持つリアル店舗の強みを使って、チョイスPayなどを用い、普段のお買い物に”ふるさと納税”という選択肢を新たにお客様にご提案する。お客様にとって”ふるさと納税払い”が身近になる仕組みを創りたいなと。
特に若い方々には、ストレートに「ふるさと納税どうですか」とお話しても自分事化しづらい現状がありますので、地域やふるさと納税を少しずつでも意識してもらい、2年後、3年後にでも、ふるさと納税のことを思い出してもらえる接点を生み出していく取り組みを徐々に進めています。
今後も「ふるさと納税」だけでなく、「自立した持続可能な地域」のためにいろんな地域のことを知ってもらう接点を創っていく企画や取り組みを行っていきます。
ーありがとうございました!
「逢うふるさとチョイス」https://www.furusato-tax.jp/feature/a/store
※11月から年末までは、ふるさと納税に関する相談ブースも設けています。
お気軽にお立ち寄りください!
住 所:〒160-0022 東京都新宿区新宿3-1-26 新宿マルイ アネックス1階
営業時間:11:00~20:00
電話番号:03-6804-0552
※事業部・肩書などは公開当時のものです。