富山県立山町(町長:舟橋貴之、以下「立山町」)と国内最大級のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」( https://www.furusato-tax.jp/ )を企画・運営する、株式会社トラストバンク(本社:東京都渋谷区、代表取締役:川村憲一、以下「トラストバンク」)は、本日12月5日トラストバンクが提供する、ふるさと納税制度を通じてクラウドファンディング型で寄付を募る仕組み「ガバメントクラウドファンディング®」(以下「GCF®」)で、クマによる人身被害を防止し、住民の安全安心な暮らしを守ることを目的としたプロジェクトを開始します。募集期間は2023年12月5日~2024年3月3日で、目標寄付金額は100万円です。
GCF®で寄付を募る背景
今年、富山県では例年の6倍を超えるクマの目撃情報があり、立山町においても河川敷を下ってきたと思われるクマが町の中心部の民家に侵入するなど、その脅威に町民は不安な日々を過ごしています。過去には人身被害も発生し、市街地までに行動範囲を広げたクマに対し、登下校中の子供たちや保護者、高齢者のみの世帯の方など、多くの住民が脅威を感じています。このため、立山町では地元消防団や消防署による朝夕の警戒パトロールを行うとともに、民家にある柿の木の伐採支援をしています。しかし、これらの対策は対症療法にしかなりません。
超高齢化、人口減少の影響を大きく受けている中山間地域で、人里と山(野生動物)の境界があいまいになったことが、クマが行動範囲を広げている要因と考えられます。野生動物とのバランスをとるとともに、美しい景観の保全のためにも寄付金を活用し、里山保全は数年に渡る長期的な事業になるため、GCF®を活用し町内外に支援を募ります。
寄付金の使い道
鳥獣被害対策実施隊の活動費および柿伐採支援事業費に優先的に活用した上で、残りを中山間地域における森林整備費用に活用します。
立山町長 舟橋 貴之 のコメント
「立山町では、民家にある柿の木の伐採支援を独自に行っています。これは高齢のひとり暮らしが増え、適切な収穫などの管理がご自身でできなくなった柿の木にクマが寄ってくるのを防ぐためです。超高齢化や人口減少と、クマを含む野生動物の人里への出没増加は表裏一体だと考えています。このGCF®プロジェクトを通じて、今迫っている危機への対処と、豊かに培われた里山の文化・景観を守っていく意義を発信し、中山間地域の活性化を進めていきたいと思います。」
使い道に共感しふるさと納税を利用して行うクラウドファンディング
GCF®は、“使い道”から寄付を募るふるさと納税のクラウドファンディングです。自治体は地域課題と解決策を広く発信し、共感を得ることで寄付を集めます。寄付者が地域課題を知るきっかけになるとともに、より具体的な寄付金の使い道を選択することができます。プロジェクトを応援する気持ちで寄付するため、地域に継続して関心を持つことにつながります。
地域のファンを創出し、地域の関係・交流人口を増やす効果も期待されます。
GCF®は、2013年9月にトラストバンクが提供した仕組みです。プロジェクト数や活用自治体数も年々増加しており、2023年7月時点で寄付総額147 億円を突破し、約2,100プロジェクトが実施されました。
※ガバメントクラウドファンディング®およびGCF®は、株式会社トラストバンクの登録商標です
□■ プロジェクトの概要 ■□
◆プロジェクト名: クマに怯えなくてよい地域づくりを!【立山町クマ対策プロジェクト 】
◆寄付受付サイト: ふるさとチョイス「ガバメントクラウドファンディング®」(運営:株式会社トラストバンク)
◆目標金額: 100万円
◆募集期間: 2023年12月5日~2024年3月3日(90日間)
◆寄付金の使い道: 鳥獣被害対策実施隊の活動費および柿伐採支援事業費に優先的に活用した上で、残りを中山間地域における森林整備費用に活用
◆プロジェクトURL: https://www.furusato-tax.jp/gcf/2843
※ 募集期間は、延長の場合がございます。
富山県立山町( https://www.town.tateyama.toyama.jp/index.html )
立山町は、3,000m級の山々が連なる雄大な立山連峰のふもとに位置し、その恩恵を受けて育まれた大自然と共に暮らす町です。世界的な山岳観光地である「立山黒部アルペンルート」、ラムサール条約登録湿地「立山弥陀ヶ原・大日平」や国内唯一の氷河など、国を代表する貴重な資源を有し、国内外から多くの方が訪れています。また扇状地が広がる平野部には里山の原風景が広がり、美しい自然環境が昔のまま残っています。
ガバメントクラウドファンディング®(GCF®)とは
2013年9月にトラストバンクが提供したクラウドファンディング型でふるさと納税を募る仕組み。自治体がプロジェクトオーナーとなり、地域課題に対する具体的な解決策、必要な寄付金と使い道、寄付金を集める期間などを提示して広く資金を調達する。寄付者は自らの意思で寄付金の使い道を選ぶことができる。「2019年度グッドデザイン賞」を受賞。
※「ふるさとチョイス ガバメントクラウドファンディング®」サイト: https://www.furusato-tax.jp/gcf/