2021.08.13

世界自然遺産に登録された奄美・沖縄の7自治体とふるさとチョイスが、ふるさと納税制度を活用した、広域連携ガバメントクラウドファンディング®で、奄美・沖縄の自然環境保護のため2750万円の資金調達を開始

~ 自治体同士が広域連携し、世界遺産を守る「価値継承のための保護活動」を共創~

鹿児島県奄美市、大和村、宇検村、瀬戸内町、龍郷町、天城町、沖縄県竹富町とふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を企画・運営する株式会社トラストバンク(本社:東京都渋谷区、代表取締役:川村憲一、以下「トラストバンク」)は本日8月13日、トラストバンクが提供する、ふるさと納税制度を通じてクラウドファンディング型で寄付を募る仕組み「ガバメントクラウドファンディング®」(以下GCF®)で、世界自然遺産に登録された奄美・沖縄の自然環境保護を目的とした広域連携GCF®のプロジェクトを開始します。7自治体の広域連携GCF®目標寄付金額は2750万円です。



広域連携GCFは、1つの課題解決を目指すために、各自治体が行うGCFをまとめた仕組みです。今回の広域連携GCFでは、奄美・沖縄の自然環境保護のため、鹿児島県奄美市、大和村、宇検村、瀬戸内町、龍郷町、天城町が2021年8月13日~2021年11月10日(90日間)、沖縄県竹富町が2021年7月2日~2021年9月29日(90日間)の期間で寄付を募り、各地域の具体的な課題に対する解決のために寄付金を活用します。

広域連携GCFを始める背景



鹿児島県から沖縄県の琉球列島にまたがる奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島には、国内最大級の亜熱帯照葉樹林があり、同エリアにしか生存しない生き物や、絶滅危惧種が多く暮らしていることから、その価値が世界の宝であると評価され、本年7月の世界遺産委員会において、世界自然遺産へ登録されました。今回は、「屋久島」「白神山地」「知床」「小笠原諸島」に次ぐ、5番目の登録です。

世界自然遺産に登録されることで、世界に奄美・沖縄の魅力が発信・認知されるとともに、国内外からの観光客の増加や、地域経済の活性化が期待されます。その一方で、遺産を持つ自治体は「遺産価値の維持・継承のための保護活動」に取り組むことが必要になります。

本プロジェクトは、各自治体同士が広域連携をし、それぞれの課題や保護活動へのプロジェクトを遂行していくことで、登録された遺産を全体で守っていこうという取り組みです。
 
寄付金の使い道
本プロジェクトで募った寄付金は、特別天然記念物「アマミノクロウサギ」などの希少種保全と外来種対策、道路上で起こる野生動物の事故・ロードキル対策など、世界的にも希少な動物たちや自然と文化の保全のために活用されます。



今回、奄美市、大和村、宇検村、瀬戸内町、龍郷町、天城町、竹富町が取り組む広域連携GCF®は、 寄付金の“使い道”から寄付を募るふるさと納税のクラウドファンディングです。自治体は地域課題と解決策を広く発信し、共感を得ることで寄付を集め、寄付者は地域支援の想いで寄付をするため、交流・関係人口にもつながる仕組みになっております。
 

日本が抱える課題解決を目指す広域連携ガバメントクラウドファンディング®


今回発表した「広域連携GCF」は、従来の「GCF」の進化版で、同じ課題を持つ複数自治体が連携できるスキームです。これまで自治体は各々が抱える課題の解決のために「GCF」を活用してきましたが、「広域連携GCF」の仕組みでは、同じ課題を持つ複数自治体が一つの目的に向かって連携することで、日本が抱える大きな課題の解決を目指します。「広域連携GCF」により、(1)発信力強化に伴う共感と寄付金の増加、(2)経験やノウハウの共有による課題解決力の強化、(3)日本が抱える課題に対して寄付者の意思を直接反映できる点が期待できます。
 
今後の取り組み
今後、鹿児島県奄美市、大和村、宇検村、瀬戸内町、龍郷町、天城町、沖縄県竹富町は、本広域連携GCFで寄附を募っていく予定です。また、トラストバンクは、広域連携GCFにおいて、奄美・沖縄エリアに限らず、全国各地における世界遺産の保護活動のため、全国各地の自治体に「世界遺産に関する広域連携GCF」への参加を働きかけてまいります。

 □■ プロジェクト概要 ■□
◆プロジェクト名:奄美・沖縄の世界自然遺産保護の取り組みを応援しよう!

◆サイト運営会社: 株式会社トラストバンク
◆募集額: 2750万円
◆期間:2021年8月13日~2021年11月10日(90日間)
◆寄付金の使い道:奄美・沖縄の自然環境保護
◆プロジェクトURL:https://www.furusato-tax.jp/gcf/lp/amami-okinawa_heritage
(注)募集期間は、延長の場合がございます。

 各自治体のGCFプロジェクトと寄付の使い道
■ 鹿児島県 奄美市
【プロジェクト名】奄美の森に棲む生き物たちへの思いやり運転の普及啓発&見守りプロジェクト

https://www.furusato-tax.jp/gcf/1286奄美市
【使い道】森の中での「思いやり運転」の普及啓発とアマミノクロウサギの見守りのための
 ①子どもたちによるロードキル対策イラスト製作および普及啓発活動

 ②カメラでのアマミノクロウサギの見守りおよび生態の調査(カメラ設置・運用・分析)
【目標金額】① 100万円 ② 200万円(合計300万円)
【募集期間】2021年8月13日~2021年11月10日(90日間)

■ 鹿児島県 大和村
【プロジェクト名】命はぐくむ水辺を守りたい!奄美フォレストポリスを人と自然が共生できる憩いの空間に

https://www.furusato-tax.jp/gcf/1285大和村
【使い道】奄美の世界自然遺産の評価基準である「生物多様性」を体験できる公園を目指し、近年の豪雨や大型台風などの影響により池に堆積した土砂を取り除き、池を再整備するための工事費用
【目標金額】700万円
【募集期間】2021年8月13日~2021年11月10日(90日間)

■ 鹿児島県 宇検村
【プロジェクト名】「世界自然遺産博士講座」を開催し子どもたちに奄美大島の森と海と水の大切さを伝えたい!

https://www.furusato-tax.jp/gcf/1293宇検村
【使い道】宇検村民を対象とする世界自然遺産博士講座「やけうちっ子環境学習 世界自然遺産博士講座」のための講師謝金・旅費、プロジェクト運営経費等
【目標金額】 100万円
【募集期間】2021年8月13日~2021年11月10日(90日間)


■ 鹿児島県 瀬戸内町
【プロジェクト名】世界遺産登録記念 自然との調和をめざして

https://www.furusato-tax.jp/gcf/1288瀬戸内町
【使い道】アマミノクロウサギとの共生を目指すため、観光利用が集中する場所・施設や港などでの利用ルール及びマナーの周知のための看板等制作、ロードキル対策として看板等制作、たんかん(樹木)食害防止柵の設置
【目標金額】300万円
【募集期間】2021年8月13日~2021年11月10日(90日間)


■ 鹿児島県 龍郷町
【プロジェクト名】奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島 世界自然遺産登録記念奄美大島たつごうの自然を描こう!コンテスト
https://www.furusato-tax.jp/gcf/1289龍郷町
【使い道】奄美大島たつごうの自然を描こう!コンテスト開催費用全般。
賞金、オリジナルタイル制作費、広告費、受賞者旅費、カレンダー印刷費 等
【目標金額】350万円
【募集期間】2021年8月13日~2021年11月10日(90日間)


■ 鹿児島県 天城町
【プロジェクト名】世界自然遺産の島、徳之島・天城町の魅力を次世代につないでいくバトン! ~あまぎ学を通した地元学の推進~

https://www.furusato-tax.jp/gcf/1309天城町
【使い道】副読本の作成費用として印刷製本費とデザイン構成に活用。
【目標金額】200万円
【募集期間】2021年8月13日~2021年11月10日(90日間)


■ 沖縄県 竹富町
【プロジェクト名】西表島の自然と文化を守る組織「西表財団」を創りたい!~島の将来を応援してください~

https://www.furusato-tax.jp/gcf/1200竹富町竹富町
【使い道】西表島の課題解決に取り組む組織『西表財団』の設立・活動費用。
【目標金額】800万円
【募集期間】2021年7月2日~2021年9月29日(90日間)

 ガバメントクラウドファンディング🄬(GCF®)とは
2013年9月にトラストバンクが提供したクラウドファンディング型でふるさと納税を募る仕組み。自治体がプロジェクトオーナーとなり、関心や共感を呼ぶプロジェクトを立ち上げることで、広く資金を調達する。寄付者は自らの意思で寄付金の使い道を選ぶことができる。GCFでは、自治体が地域課題に対する具体的な解決策、必要な寄付金と使い道、寄付金を集める期間などを提示する。「2019年度グッドデザイン賞」を受賞。

■「ふるさとチョイスガバメントクラウドファンディング」サイト:https://www.furusato-tax.jp/gcf/
※ガバメントクラウドファンディング及びGCFは、株式会社トラストバンクの登録商標です。

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