群馬県邑楽町と株式会社トラストバンク(本社:東京都渋谷区、代表取締役:川村 憲一、以下「トラストバンク」)は、7月1日より、邑楽町が実施する新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた町内の経済活性化対策として、トラストバンクが提供する自治体向け地域通貨プラットフォームサービス「chiica(チーカ)」を活用し、町内の商店や飲食店で使えるデジタル地域通貨「コハクペイ」(注1)の導入を開始します。
デジタル地域通貨「コハクペイ」を活用した施策の第一弾では、町内飲食店の救済や子育て世帯の支援を目的に「邑ごはん食事券事業」を実施します。町内の小・中学生、高校生世代の子を持つ保護者に、子ども1人につき3,000円相当のポイントを付与した「邑ごはん食事券」カードを配布します。カードの配布は7月下旬より順次予定しています。カード到着後、利用者は町内の邑ごはん食事券取扱店での支払い時に、カードに記載されたQRコードを提示します。取扱店がQRコードを読み取ることで決済ができます。
第二弾では、町内の商店やスーパー、飲食店の救済のため「プレミアム付商品券事業」を実施します。プレミアム付商品券はスマートフォンのアプリまたは、カードで購入でき、10,000円購入すると12,500円分のポイントが付与されます。プレミアム付商品券の販売は、アプリの場合、利用者がアプリからクレジットカードで支払うことで、ポイントが付与されます。また、カードの場合、希望者は往復はがきで応募し、後日町から届く当選ハガキを持って、町役場にてカードを購入します。利用者は商品券の購入後、町内のプレミアム付商品券取扱店での支払い時にポイントを利用できます。アプリ支払いの場合、利用者が自身のスマートフォンで取扱店に置かれたQRコードを読み取るか、利用者のスマートフォンアプリに表示されたQRコードを店舗側が読み取ることで決済できます。
「コハクペイ」の発行・管理に地域通貨運用プラットフォームサービス「chiica」を利用することで、従来の紙のプレミアム商品券による経済対策と比べ、地域通貨のリアルタイムな利用状況を把握したり、デジタル上で入金管理をしたりできるため、自治体職員と店舗の事務処理の軽減につながります。また、店舗での料金支払いが非接触のため、感染症対策にもなります。さらに地域通貨の対象地域や期間を限定することができるため、法定通貨を使用するよりも通貨の域内循環を期待でき、経済活動の推進など発行元の目的に沿った運用ができます。
邑楽町とトラストバンクは、今後の本格運用において、デジタル地域通貨「コハクペイ」による、健康マイレージポイントの付与や出産祝い金の支給などを予定しています。地域経済の活性化に加え、町民の健康促進や町民の身近なデジタル通貨として利用いただくことを目指し展開していきます。
【関連サイトURL】
◆邑楽町HP:https://www.town.ora.gunma.jp/s004/020/chiica/kohaku-pay.html
◆chiica サイト:https://chiica.jp/
(注1)「コハクペイ」は、町に訪れる白鳥「コハクチョウ」にちなみ命名しました。
□■邑楽町デジタル地域通貨「コハクペイ」活用事業概要 ■□
【第一弾:邑ごはん食事券事業】
◆配布対象:小・中学生、高校生世代の子を持ち、令和3年6月1日時点で町内に住所を有する保護者
◆配布ポイント:子ども1人につき3,000ポイント(1ポイント=1円で換算)
◆配布時期:7月下旬より簡易書留郵便にて順次送付予定
◆ポイント使用期間:2021年7月20日~2022年1月31日
◆取扱店情報掲載先:
https://www.town.ora.gunma.jp/s029/020/chiica/meal-ticket_kohaku-Pay.html
【第二弾:プレミアム付商品券事業】
◆購入資格:
(アプリ)なし
(カード)邑楽町に住民登録のある個人
◆最低販売価格(付与ポイント):
(アプリ)1,000円(1,250ポイント)※1ポイント=1円で換算
(カード)1セット 10,000円(12,500ポイント)
◆販売上限:
(アプリ)一人チャージ上限50,000円まで
(カード)一人50,000円まで
◆販売方法:
(アプリ)アプリを通じて、クレジットカードで支払いを行うと、アプリにポイントが付与される。
ただし、販売上限12,000セット(150,000,000円)先着順とする。
(カード)往復はがきで応募後、当選ハガキを役場に持参することでカードを購入できる。
8,000セット(100,000,000円)定数に達した場合は、抽選とする。
◆申込受付期間:
(アプリ)2021年8月2日~2022年2月15日(販売上限に達し次第終了)
(カード)2021年7月1日~2021年8月6日(必着)
◆ポイント使用期間: 2021年9月1日~2022年3月15日
◆取扱店情報掲載先:
https://www.town.ora.gunma.jp/s029/020/chiica/premium_kohaku-Pay.html
chiica(チーカ)とは
2019年5月にトラストバンクが提供を開始した、自治体向け地域通貨プラットフォームサービス。地域通貨の発行、加盟店登録、売上・払込管理ができ、スマートフォンアプリを利用したQRコードと、スマートフォンが苦手な方でも利用できるカードの2種類タイプがある。地域通貨は利用できる店舗や期間を限定することが可能で、複数種類のポイント発行・管理が可能。また、2021年4月より子会社の株式会社Orbが提供する「Orb DLT(オーブディーエルティー)」を活用して、決済基盤をブロックチェーン技術で提供し、より高いセキュリティ環境を実現。持続可能な地域通貨のモデルを目指し、地域内での経済循環を促すと共に地域経済の活性化、地域課題の解決を実現する仕組み。
●「chiica」専用サイト:https://chiica.jp/
株式会社トラストバンクについて
2012年4月設立。同年9月ふるさと納税総合サイト『ふるさとチョイス』を開設。月間最大2億PV超(2020年12月)、契約自治体1,600自治体超(2021年6月)、お礼の品登録数37万点超(2021年6月)を有する国内最大のふるさと納税総合サイトに成長。2013年9月「ガバメントクラウドファンディング® (GCF®)」を開始。 2014年9月「災害支援」の仕組みを立ち上げ、全国自治体に無償でサービスを提供。2018年11月に東証一部上場企業「株式会社チェンジ」のグループ会社となる。2018年から地域の経済循環を促すため、地域独自通貨の発行や管理などのプラットフォーム「地域通貨」、電力の地産地消を目指す「電力」、自治体業務支援「パブリテック」などの新事業を展開。