【お礼の品誕生までの背景】
「コロナ禍の今、笑顔になれるような商品を開発したい」という思いで返礼品を開発。 碧南市で白だしを製造する七福醸造株式会社と協力し、1年間何度も話し合いを重ねて出来上がりました。
【コンセプト】
コロナ禍で家にいる時間が長いため、おうち時間を楽しめる品です。家族でホットプレートを囲んで食べられる上に、おやきと餃子が組み合わさった「おやき餃子」という新しい美味しさなので、家族みんなで楽しめます。もう一つの焼売は、
1.育った場所に誇りを持ち、地域活性につながる
学校や地域の魅力に気が付くことが出来、全国の方々にこの魅力を知ってほしいと思うようになることで、地元への誇りが生まれる。お礼の品を作る過程で技術やマーケティングのノウハウも蓄積されていき、結果として地域活性や地域貢献につながります。
さらに今年は、新型コロナにより、これまでイベントでの出店や観光地での販売をしていましたが、その機会も絶たれてしまいました。お礼の品になったことで、新たな販路拡大にもつながります。
2.学生のモチベーションアップにつながる
自分たちが作ったものが、全国の方々の手に届き、地域の魅力を知ってもらえることで、喜びに繋がり向上心が育成されています。
3.地域も学校・学生を応援する
地域貢献に取り組む学生たちをサポートしてきたいと学校や地域も応援するようになる。生徒の活躍を見守り、大人も地域の魅力を再発見するきっかけとなっています。
授業の一環、部活動、地元の方々との共同開発など、中学生・高校生が携わって誕生したふるさと納税のお礼の品が数多くあります。北海道の遠別農業高校は「学校の存続、活性化」への想いからふるさと納税の取り組みがはじまりました。学校のシンボルである羊の飼育をし、食品加工や農業生産に取り組んでいます。
そこで生まれたラム肉や収穫した玉ねぎをお礼の品としています。ふるさと納税がきっかけで学校を知る機会が増え、入学者増加のきっかけとなっています。道外からの入学者や、お礼の品を受け取った寄付者の子供が遠別農業高校へ入学することもありました。
宮城県農業高校「奇跡の牛」の超新鮮な生乳を100%使用し、仙台名物「ずんだ」を合わせた濃厚なアイスクリームで、宮城県名取市の高校生・大学生(尚絅学院大学)・名取市・ナチュリノが、連携して開発。「奇跡の牛・ピーチ」は東日本大震災の津波から生還した牛で、現在はその子牛や孫牛から搾乳。
生乳は、宮城県農業高校の牛部の生徒たちが毎日愛情たっぷりお世話をして搾乳しています。
「搾乳から1日(DAY1と言います)」の超新鮮状態でアイスクリームにし、そこにずんだを贅沢な配合量で混ぜ合わせ、より味わい深く仕上げました。
この品は、宮城県農業高校の生徒達と尚絅学院大学の学生達の地元愛、アイデア、想いが詰まった逸品です。
白川村 成原茂 村長のコメント
「白川村の人口は年々減少しており、2015年4月現在に居た1695人の人口が2019年4月には1589人にまで減り、5年間で約100人の減少となりました。この状況を打開するべく今年度第二次総合戦略を打ち出し、人口減少に歯止めをかけることを村の最重要課題として位置づけ『人口維持以上を目指し、持続可能な村をつくる』ことを基本目標に掲げました。本戦略策定後は、移住定住対策の強化、6次産業化による村の経済循環の改善、観光資源の多極化を実施するとともに、子育てのしやすい環境の向上等、全村民が安心して暮らせることを目指し、総合戦略の中で目標としている人口ビジョンの将来展望達成に向け努力しています。
その一環として今回『白川郷のおやつ ゆいのわ』をふるさと納税に出品することといたしました。また、これを機に今後白川産の豚や白川産の米『白川郷こしひかり』等もふるさと納税に出品予定です。
これらの取組が、村の第6次産業の活性化につながり、ゆくゆくは人口減少の歯止めになることを強く期待してます。新型コロナウイルスの影響もあり、中々前を向けない状態が続いていますが、是非寄付者の方々には『ゆいのわ』を食べて白川村への思いを膨らませて頂き、お越しの際には白川郷ならではの自然の中で至福のひと時を過ごしていただけたらと思います。」