福井県鯖江市は12月25日、ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」( https://www.furusato-tax.jp )を企画、運営する株式会社トラストバンク（本社：東京都目黒区、代表取締役：須永珠代、以下「トラストバンク」）が提供する、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディング型で寄附を募る仕組み「ガバメントクラウドファンディング®」（以下GCF）において、まちづくりと伝統産業・文化の継承を目的とした「河和田アートキャンププロジェクト」が目標金額となる110万円の資金調達を達成しました。本プロジェクトは、県外の若者と地域住民との協働によるまちづくりの取り組みとして、2019年8月1日から開始し、2019年12月25日（募集期間：147日間）で、目標寄附金額に到達しました。
本プロジェクトは、過疎化や伝統産業・文化の継承問題が大きくなりつつある越前漆器産地を、芸術を学ぶ県外の学生たちが地域の人たちとともにアートを通して盛り上げ、元気なまちづくりを目指す取り組みです。
寄附金は、アート作品制作費および学生の活動費として活用します。
今回、鯖江市が活用したGCFでは、お礼の品ではなく、“寄附金の使い道”から寄附を募ります。自治体は、GCFを通じて、地域課題や課題解決策を広く発信し、共感を得ることで寄附を集めます。一方、寄附者は地域に対する応援の想いで寄附をするため、交流・関係人口増加につながる仕組みとしても注目されています。プロジェクト数も年々増えており、2019年6月の制度改正でGCFへの関心はさらに高まることが予想されます。
この度は本プロジェクトに、全国の皆様からたくさんのご支援と応援コメントをいただき、誠にありがとうございました。河和田アートキャンプの活動は、今年で15年目を迎え、これもひとえに多くの皆様方のご支援・ご協力によるものと、心より感謝申し上げます。
これからも、学生の若い力を存分に発揮しながら、地元の方のアドバイスを生かして、プロジェクト成功に向けて全力で駆け抜けてほしいと思います。漆器産地である河和田地区の素晴らしい大自然に触れ、思い切りアート活動を満喫できるよう応援しています。そして、この活動が鯖江にもっともっと元気を与えてくれるようなものになっていくことを願っています。
GCF「15年続いてきた河和田アートキャンプが町の空気を変えた！学生と地域と、アートを通してこれからも」2013年9月にトラストバンクが提供したクラウドファンディング型でふるさと納税を募る仕組み。自治体がプロジェクトオーナーとなり、関心や共感を呼ぶプロジェクトを立ち上げることで、広く資金を調達する。寄附者は自らの意思で寄附金の使い道を選ぶことができる。GCFでは、自治体が地域課題に対する具体的な解決策、必要な寄附金と使い道、寄附金を集める期間などを提示する。2019年12月時点で寄附総額60億円を突破し、650以上のプロジェクトが実施された。「2019年度グッドデザイン賞」を受賞。
2012年4月設立。2012年9月、ふるさと納税総合サイト『ふるさとチョイス』を開設。同サイトは、約1億9,500万の月間PV数（2018年12月）、契約自治体約1,500団体超（2019年12月）、お礼の品登録数24万点超（2019年12月）を有する国内最大のふるさと納税総合サイトに成長。2013年9月、「ガバメントクラウドファンディング®」をスタート。2014年9月には災害時にふるさと納税の寄附金を被災地に届ける「ふるさとチョイス災害支援」の仕組みを立ち上げ、全国の自治体に無償でプラットフォームを提供。
