広島県府中市とふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」( https://www.furusato-tax.jp )を企画、運営する株式会社トラストバンク(本社:東京都目黒区、代表取締役:須永珠代、以下「トラストバンク」)は12月25日、トラストバンクが提供する、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディング型で寄附を募る仕組み「ガバメントクラウドファンディング®」(以下GCF)( https://www.furusato-tax.jp/gcf/ )で、世界で活躍する中高生ドローンレーサーの育成を目的としたプロジェクトを開始します。募集期間は2019年12月25日~2020年3月23日、目標寄附金額は220万円です。
本プロジェクトは、府中市に無人航空機(ドローン)産業を興し、魅力的な雇用を創出することで長期的に人口減少の解決に挑戦しています。世界で活躍するドローンレーサーを育成し、市内外にドローン文化を広げ、高い操縦技術を持った人材を育てることを目指しています。海外のドローンレースの世界では既に多くの10代の選手が活躍しています。2019年1月に開催して注目を浴びた世界初のお寺でのドローンレースでも中学生が優勝しました。GCFでドローンレース部活動の支援とドローンレースの開催をすることで、地域で中高生が切磋琢磨できる環境を作り、世界で活躍するドローンレーサーの輩出に挑戦します。
今回、府中市が取り組むGCFは、お礼の品ではなく“使い道”から寄附を募ります。自治体はGCFを通じて、地域課題や課題解決策を広く発信し、共感を得ることで寄附を集めます。一方、寄附者は地域に対する応援の想いで寄附をするため、交流・関係人口増加につながる仕組みとしても注目されています。プロジェクト数も年々増えており、2019年6月の制度改正でGCFへの関心はさらに高まることが予想されます。
「『ものづくり』のまちとして栄えてきた本市において、市内に関連企業が複数ある無人航空機(ドローン)産業の振興を、時代のトレンドをとらえた『ものづくり』として魅力的な雇用につなげようという動きも出ています。『ものづくり』のまちとしてのDNAは子供たちの中にも息づいており、ドローンの世界では海外のレースで多くの10代の選手が活躍していることを考えますと、ドローン振興というのは府中市の若者との親和性は高いと考えています。こういった動きは、将来的には本市における人口減少の解決にも寄与する可能性があり、この第一歩として、世界で活躍するドローンレーサーを育成することで、市内外にドローン文化を広げ、高い操縦技術を持った人材を育てることを目指すこのプロジェクトを府中市として支援することとしました。」
・現在、市内の高校でドローンレースチームが発足しています。複数の中学高校でドローンレースチームを設置し、切磋琢磨する環境を提供することで、世界で活躍するレーサーが輩出できると考えており、中高生ドローンレースチームの発足支援、資金援助、技術指導を行います。
・ドローンレースへの出場は多くのプレーヤーにとって活躍の場となり、モチベーションにもなります。日本全国で行われるレースへの参加費や府中市でのレース開催費用に充てさせていただきます。
2013年9月にトラストバンクが提供したクラウドファンディング型でふるさと納税を募る仕組み。自治体がプロジェクトオーナーとなり、関心や共感を呼ぶプロジェクトを立ち上げることで、広く資金を調達する。寄附者は自らの意思で寄附金の使い道を選ぶことができる。GCFでは、自治体が地域課題に対する具体的な解決策、必要な寄附金と使い道、寄附金を集める期間などを提示する。2019年12月時点で寄附総額60億円を突破し、655以上のプロジェクトが実施された。「2019年度グッドデザイン賞」を受賞。
2012年4月設立。2012年9月、ふるさと納税総合サイト『ふるさとチョイス』を開設。同サイトは、約1億9,500万の月間PV数(2018年12月)、契約自治体約1,500団体超(2019年12月)、お礼の品登録数24万点超(2019年12月)を有する国内最大のふるさと納税総合サイトに成長。2013年9月、「ガバメントクラウドファンディング®」をスタート。2014年9月には災害時にふるさと納税の寄附金を被災地に届ける「ふるさとチョイス災害支援」の仕組みを立ち上げ、全国の自治体に無償でプラットフォームを提供。