ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」( https://www.furusato-tax.jp )を企画・運営する株式会社トラストバンク(本社:東京都目黒区、代表取締役:須永珠代、以下「トラストバンク」)は11月30日(土)、ベルサール汐留(東京・汐留)で、ふるさと納税の優良な取り組みを表彰する「ふるさとチョイスアワード2019」( https://frt.furusato-tax.jp/feature/award/2019/ )を開催し、総合大賞は香川県三木町「削り粉の香り漂う工房・・・それがいい」が受賞しました。
また、未来を支える部門賞に北海道遠別町「遠別農業高校の存続・活性化への物語~『遠農物語』~」、絶やしたくない部門賞に山形県天童市「天童将棋駒の灯を絶やさない!若手駒職人の挑戦」、あつい想い部門賞に熊本県八代市「ふるさと納税が私を変えた」、ふるさとチョイスアワード部門賞に鹿児島県大崎町&北海道東川町「北と南の2つの町で世界の未来を育む『協創と協働』」が決定しました。
さらに、予定にはありませんでしたが、審査員4人による審査員特別賞として岩手県北上市&千葉県南房総市「思いやり型返礼品で被災事業者を支援!」を選びました。
それは削り粉が公道まで散乱している、小汚い工房だった。三木町のふるさと納税担当者は町内の産物を探して、桶を作っている木工所を訪問した。かつて香川県には良質の杉などを使った桶屋がたくさんあったが、工場化の波にさらされ次々と姿を消していった。注文も少なくなり、社長の妻が直接うどん屋に湯だめうどんの桶を持ち込むなど、地道に営業活動するも相手にされず、インターネットサイトも開設したが、サイトの管理方法もわからず閉鎖。しかし社長には残った数少ない桶屋としてのプライドがあった。修理に持ち込まれる桶は、数十年使い込まれた、思い出の品ばかり。ふるさと納税担当者は、そんな職人気質の桶などを見て、とりあえず出してみるかと軽い気持ちで出品したのだった。しかし全国の寄附者の目は確かだった。風呂桶、お櫃などが次々と寄附の注文が入り、社長の目の色が変わり生き生きとしてきた。次々と注文が入った桶屋はワインクーラーなどを意欲的に開発。その勢いは止まらず、香川県の伝統工芸士に見事認定され、名実ともに地域を盛り上げている。後継ぎの息子も別業種に就職していたが、父親の仕事への情熱を見るうち、小さな工房を引き継ぐことを決め仕事を辞めた。その三代目となり意欲的に様々な商品を現在開発している。
しかしその仕事場は当初と変わらず削り粉が散乱している小汚い工房のままで、気持ちのこもった道具を作っている。それがいいのである。
「『ふるさとチョイス』に掲載されている23万点のお礼の品の奥に生まれたドラマそのもの。会場の寄附者も、その舞台裏に共感を持ったのかなと思う。ふるさと納税は、インターネット通販がなかなかできない小さな事業者を支援できるすばらしいツール。三木町がそれを代表して受賞したのではないかと思う。」
統廃合寸前だった町の高校を救ったのは、農業高校の生徒たちが作った加工品をお礼の品で全国に発信し、共感を得たこと。物語は、ファーストストーリーからセカンドストーリーへ。
将棋駒生産量の大部分を占める天童市は、職人育成に力を注いでいます。なかでも名人戦で使われるほどの腕を持つ伝統工芸士の桜井淘水氏は、若手職人の見本。展示会や映画で使用される駒の製作など、幅広い活躍をみせています。
人事異動で落ち込んでいた3年前。友人からの「ふるさと納税の仕事とか合ってるかもね」の一言と平戸市の職員との出会いにより一変。「事業者・生産者のみなさんの力になりたい。地域の人が喜ぶふるさと納税をしたい」一心で今日も活動しています。
リサイクル率日本一の技術を有する大崎町と、日本で唯一の公立日本語学校を営む東川町が連携し、世界から留学生を受入れ、日本語教育とリサイクル技術を指導し、世界のごみ問題を解決するグローバルな人材育成に挑戦しています。
自分のためでなく、誰かのためになる「思いやり型返礼品・協賛型」の取り組みを行っている北上市。台風15号の被害に苦しむ南房総市から、この仕組みを活用し事業者を直接支援できないかという相談を受け、新たに「災害復旧支援型」が始まりました。
※審査員4名の協議により決定。
2019年で6回目を迎える「ふるさとチョイスアワード」は、全国の自治体のふるさと納税を活用した取り組みから地域活性化や地域課題の解決につながった年間の優良事例を審査し、表彰します。今年のテーマは「『変わる』を、楽しむ」。過去最多の75自治体(118事例)がエントリーし、最終ノミネートされた12自治体のふるさと納税担当職員や事業者が、ステージで地域の取り組みをプレゼンテーションしました。受賞自治体は、審査員4名と来場者約230名、WEBの投票により選ばれました。
ふるさと納税は今年6月に制度改正があり、これまで以上に地域の創意工夫のある取り組みや、寄附金の使い道に関心が高まるようになりました。そこで、ふるさと納税に大きな変化のあった今年は、『総合大賞』のほか、『未来を支える部門』、『絶やしたくない部門』、『あつい想い部門』、『ふるさとチョイスアワード部門』の4部門を新設しました。「日本の未来を支える子ども・学生に関する取り組み」、「伝統技術を守り継承する取り組み」、「地域で活躍する職員や事業者のあつい想い」など、ふるさと納税で地域に良い変化が起き、多くのストーリーが生まれました。
トラストバンクは今後も、自治体や地域の生産者・事業者の方々の取り組みを積極的に発信することで、日本各地の地域を支援してまいります。
2012年4月設立。2012年9月、ふるさと納税総合サイト『ふるさとチョイス』を開設。同サイトは、約1億9,500万の月間PV数(2018年12月)、契約自治体約1,500団体超(2019年11月)、お礼の品登録数22万点超(2019年11月)を有する国内最大のふるさと納税総合サイトに成長。2013年9月、「ガバメントクラウドファンディング®」をスタート。2014年9月には災害時にふるさと納税の寄附金を被災地に届ける「ふるさとチョイス災害支援」の仕組みを立ち上げ、全国の自治体に無償でプラットフォームを提供。
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