石川県加賀市、特定非営利活動法人みんなのコード(東京都渋谷区、代表理事:利根川裕太、以下「みんなのコード」)、ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」( https://www.furusato-tax.jp )を企画、運営する株式会社トラストバンク(本社:東京都目黒区、代表取締役:須永珠代、以下「トラストバンク」)は11月20日、トラストバンクが提供するふるさと納税を活用したクラウドファンディング型で寄附を募る仕組み「ガバメントクラウドファンディング®」(以下GCF)で、国内初の子ども向けテクノロジー学習施設「コンピュータクラブハウス加賀」の拡充を目的としたプロジェクトを開始します。募集期間は2019年11月20日~2020年2月17日、目標寄附金額は2,000万円です。なお、本プロジェクトでは返礼品を用意せず、寄附金全額を事業推進に活用します。
子どもたちが学校外で「いつでも」「安全に」「テクノロジーに触れられる」国内初のコミュニティ施設「コンピュータクラブハウス加賀」は、GCFで募った資金で2019年5月に開設し、800人超の子どもたちに利用されてきました。しかし、施設内にある機材の質と種類が十分でなかったり、地方であるがゆえに身の回りにロールモデルがおらず、「職業」の具体的なイメージが湧かなかったりする課題がありました。
そこで、本プロジェクトでは、高度なプログラミングに対応した高スペックのPCや動画・音楽・3Dモデリング・芸術活動関連機材を充実させます。さらに、IT企業などで働く社会人を招いた講演会やグローバルな視点を含むキャリア構築の機会を提供することなどで、すべての子どもたちにテクノロジーを通した自己実現ができる環境を提供することを目標としています。
なお、加賀市の「コンピュータクラブハウス加賀」のプロジェクトは、11月30日に開催する国内最大のふるさと納税大賞「ふるさとチョイスアワード2019」( https://www.furusato-tax.jp/feature/award/2019/ )の「未来を支える部門」最終候補にノミネートされています。
米国・ボストン発祥の子ども向けテクノロジー施設。子どもたちが「いつでも」「安全に」「テクノロジーに触れられる」コミュニティとして、世界19か国100か所に設置されている。6歳~18歳を対象に、映像制作、DJ活動、3Dモデリング、コーディングなど、さまざまなテクノロジーを使った表現活動を仲間たちと一緒に行う。国内第1号の「コンピュータクラブハウス加賀」は、2019年5月にプログラミング教育の先進自治体である加賀市に開設され、みんなのコードが委託運営している。開設わずか半年で、800名を超える子どもたちが放課後や休日に訪れ、学校や家庭以外にテクノロジーに触れることのできる貴重な機会となっている。
◆URL: https://computer-clubhouse.jp/
「加賀市では、これからの子どもたちに必要になるであろうと考えプログラミング教育に力を入れてきました。幸いにも昨年、ガバメントクラウドファンディングにおいて、129名もの多くの方にご支援いただき、無事、2019年5月25日にコンピュータクラブハウス加賀をオープンすることができました。しかし、学校教育や年齢の枠を飛び越え才能を伸ばす場所として機能しはじめてきた一方、運営するなかで課題を感じるようになりました。それらの課題を解決し、学校や家庭でのいづらさを感じている子どもたちを含めた、すべての子どもたち対して、学校外での発展的な支援をすることで、より包括的なプログラミングを楽しむ機会を増やし、子どもたちがテクノロジーを通じて自信を持てるきっかけや場所づくりをしたいと考えております。皆さま方には、このプロジェクトにご賛同を賜り、是非とも応援いただけますよう心よりお願い申し上げます。」
2013年9月にトラストバンクが提供したクラウドファンディング型でふるさと納税を募る仕組み。自治体がプロジェクトオーナーとなり、関心や共感を呼ぶプロジェクトを立ち上げることで、広く資金を調達する。寄附者は自らの意思で寄附金の使い道を選ぶことができる。GCFでは、自治体が地域課題に対する具体的な解決策、必要な寄附金と使い道、寄附金を集める期間などを提示する。2019年10月時点で寄附総額50億円を突破し、570以上のプロジェクトが実施された。「2019年度グッドデザイン賞」を受賞。