北海道羽幌町とふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」( https://www.furusato-tax.jp )を企画、運営する株式会社トラストバンク(本社:東京都目黒区、代表取締役:須永珠代、以下「トラストバンク」)は本日11月1日、トラストバンクが提供する、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディング型で寄附を募る仕組み「ガバメントクラウドファンディング®」(以下GCF)において、世界最大規模の海鳥繁殖地「天売島」の環境保全を目的としたプロジェクトを開始します。募集期間は2019年11月1日~2020年1月31日、目標寄附金額は200万円です。
羽幌町にある世界最大規模の海鳥繁殖地である天売島では、近年ウミガラスなどの一部の海鳥の生息数が減少しています。本プロジェクトでは、海鳥を取り巻く自然環境を後世に残すための羽幌町独自の3つの事業を推進するための資金を募るものです。
今回、羽幌町が活用するGCFは、お礼の品ではなく、“寄附金の使い道”から寄附を募ります。自治体はGCFのプロジェクトを通じて、地域課題やその課題に対する解決方法をわかりやすく、多くの人に発信し、共感を得ることで寄附を集めます。一方、寄附者はその地域に対する支援や応援の想いをもって、寄附をするため、交流人口や関係人口増加のきっかけにもなる仕組みとしても注目されています。プロジェクト数も年々増加しており、今年6月に行われたお礼の品に係る法改正により、GCFへの関心は益々高まることが想定されます。
海鳥を取り巻く自然環境に配慮した地域産業や地域の事業者を「海鳥にやさしい取組を行う事業者」として認証することにより付加価値を付け、消費者の環境に対する理解を深めると共に、自然環境の保全と地域の産業振興の両立に寄与し「海鳥にやさしいことをすることが、経済的にも評価される仕組み」を目指す制度です。
2013年9月にトラストバンクが提供したクラウドファンディング型でふるさと納税を募る仕組み。自治体がプロジェクトオーナーとなり、関心や共感を呼ぶプロジェクトを立ち上げることで、広く資金を調達する。寄附者は自らの意思で寄附金の使い道を選ぶことができる。GCFでは、自治体が地域課題に対する具体的な解決策、必要な寄附金と使い道、寄附金を集める期間などを提示する。2019年10月時点で寄附総額50億円を突破し、570以上のプロジェクトが実施された。「2019年度グッドデザイン賞」を受賞。