東京都品川区は10月13日、ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」( https://www.furusato-tax.jp )を企画、運営する株式会社トラストバンク(本社:東京都目黒区、代表取締役:須永珠代、以下「トラストバンク」)が提供する、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディング型で寄附を募る仕組み「ガバメントクラウドファンディング®」(以下GCF)において、子どもの食の支援を目的としたプロジェクトが目標金額300万円の資金調達を達成しました。GCFを活用したプロジェクトは、品川区では初の試みで、2019年9月10日から開始し、2019年10月13日(募集期間:33日間)で、目標寄附金額に到達しました。
品川区では、ほぼ毎日子どもだけ、または1人で食べるという子どもたちが100人中3人いる現状があります。また、ひとり親家庭の中には、自分の食事を抜いてでも子どもには3食、食べさせるようにしている実態があります。これらの現状を踏まえ、区では、食の支援から子どもたちに元気な未来を届けたいという思いを込めて、本プロジェクトで集めた寄附金を活用して、子どもの食の支援(「子ども食堂の支援」と「しあわせ食卓事業」の2事業)を実施していきます。
「この度、多くのみなさまから『子どもの食の支援事業』にご賛同いただき、寄附をしていただきまして、おかげさまで目標金額を達成することができました。とてもありがたく思っております。募集期間が12月31日までとさせていただいておりますので、まだ2か月余りあります。より深い事業展開の実現に向けて、今後もより一層の周知等実施してまいります。引き続き、『子どもの食の支援』に関しまして、ご支援・ご賛同をどうぞよろしくお願いいたします。」
2013年9月にトラストバンクが提供したクラウドファンディング型でふるさと納税を募る仕組み。自治体がプロジェクトオーナーとなり、関心や共感を呼ぶプロジェクトを立ち上げることで、広く資金を調達する。寄附者は自らの意思で寄附金の使い道を選ぶことができる。GCFでは、自治体が地域課題に対する具体的な解決策、必要な寄附金と使い道、寄附金を集める期間などを提示する。2019年10月時点で寄附総額50億円を突破し、570以上のプロジェクトが実施された。「2019年度グッドデザイン賞」受賞。