高知県高知市とふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」( https://www.furusato-tax.jp )を企画、運営する株式会社トラストバンク(本社:東京都目黒区、代表取締役:須永珠代、以下「トラストバンク」)は、明日10月17日、トラストバンクが提供する、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディング型で寄附を募る仕組み「ガバメントクラウドファンディング®」(以下GCF)において、小さな動物園「わんぱーくこうちアニマルランド」の動物たちのために津波避難棚を設置することを目的としたプロジェクトを開始します。募集期間は2019年10月17日~2019年12月16日(61日間)、目標寄附金額は100万円です。
「わんぱーくこうちアニマルランド」は、南海トラフ地震発生時に、最大約2.7mの津波浸水が予測されています。本プロジェクトは、展示スペースから逃げることも逃がすこともできない動物たちを守るため、予測されている津波の高さを超える3m以上の場所に避難棚を作るためのものです。今回、津波避難棚を設置するのは、ライオン、ジャガー、ツキノワグマの展示スペース3か所です。寄附者にはお礼状とオリジナルポストカードを、また1万円以上の寄附者には、避難棚完成お披露目会で展示スペースの中へ入れる入場整理券もお送りします。
今回、高知市が活用するGCFは、お礼の品ではなく、“寄附金の使い道”から寄附を募ります。自治体はGCFのプロジェクトを通じて、地域課題やその課題に対する解決方法をわかりやすく、多くの人に発信し、共感を得ることで寄附を集めます。一方、寄附者はその地域に対する支援や応援の想いをもって、寄附をするため、交流人口や関係人口増加のきっかけにもなる仕組みとしても注目されています。プロジェクト数も年々増加しており、今年6月に行われたお礼の品に係る法改正により、GCFへの関心は益々高まることが想定されます。
「津波避難棚を設置し、そこに動物たちが逃げればきっと津波から助かるでしょう。動物を救うために、このプロジェクトを成功させたいのです。そのためにあなたの力を貸してください。どうか、彼らの命を救う手助けをしてください。ご協力よろしくお願いいたします。」
幕末に明治維新の礎を築いた坂本龍馬、自由民権運動を指揮した板垣退助など、多くの志士・偉人を輩出した高知市。今、全国のみなさまに応援いただき、積極的な環境施策に取り組み「環境維新」を高知市から発信していきます。高知市は、坂本龍馬のふるさと、自由民権運動やよさこい祭りの発祥の地です。まちの中心を清流・鏡川が流れ、青い海原の桂浜では龍馬像が遠く太平洋を臨むという風光明媚なまちです。そして、四季折々の採れたての旬を味わうことができる、豊かな「食のまち」でもあります。
高知市では、ふるさと納税でいただいた寄附金を、自然環境を守り、環境に優しい農林漁業を振興するための取り組みなどに使わせていただくこととしております。
2013年9月にトラストバンクが提唱した仕組み。ふるさと納税を活用して、自治体がプロジェクトオーナーとなりクラウドファンディング型で広く資金を調達する。自治体は関心や共感を呼ぶプロジェクトを立ち上げることで多くの資金を調達し、寄附者は自らの意思で寄附金の使い道を選ぶことができる。地域活性化には寄附金の使い道が重要であるとの考えなどから、2017年頃から関心が高まっている。ガバメントクラウドファンディングでは、自治体が地域の課題に対する具体的な解決方法、その解決施策に対して必要な寄附金、寄附金を集める期間などを提示する。