山形県遊佐町は、ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」( https://www.furusato-tax.jp )を企画、運営する株式会社トラストバンク(本社:東京都目黒区、代表取締役:須永珠代、以下「トラストバンク」)が提供するふるさと納税制度を活用したクラウドファンディング型で寄附を募る仕組み「ガバメントクラウドファンディング®」(以下GCF)で、2019年9月17日に開始した猫の不妊・去勢支援事業のプロジェクトが、10月10日に目標金額100万円の資金調達を達成しました。(目標達成までの期間:24日間)
本プロジェクトは、猫の不妊・去勢手術費用の一部を補助することで、適正な飼養を行うことができない猫の繁殖及び近隣被害を未然に防止し、動物の愛護及び管理の意識を啓発するとともに、良好な生活環境を保持することで遺棄により悲しい結末を迎えたり、殺処分されたりしてしまう不幸な命が産まれないよう人と動物が互いに共生できる町づくりを目指すものです。
寄附金は、不妊・去勢手術補助事業と動物保護団体活動支援事業への補助金として使用されます。寄附へのお礼の品には、動物保護団体が監修・販売する「動物カレンダー」と「森の猫砂」、障がいのある方々が働く施設で作られた「ネコちゃんマグネット」を用意しました。
今回、遊佐町が取り組むGCFは、お礼の品ではなく“使い道”から寄附を募ります。自治体はGCFを通じて、地域課題や課題解決策を広く発信し、共感を得ることで寄附を集めます。一方、寄附者は地域に対する応援の想いで寄附をするため、交流・関係人口増加につながる仕組みとしても注目されています。プロジェクト数も年々増えており、2019年6月の制度改正でGCFへの関心はさらに高まることが予想されます。
「このたびは、本プロジェクトに多数のご寄附を賜り、心から御礼申し上げます。全国のみなさまから本プロジェクトを応援していただき、早期に目標金額を達成することができました。また、温かい応援メッセージも多数いただき、皆様に取り組みを知っていただけたことを大変うれしく存じます。
この猫の不妊・去勢支援事業により、遺棄により悲しい結末を迎えたり、猫が殺処分されたりしてしまうような状況を減らせるように、さらには人と動物が互いに共生できる町づくりを目指し、官民協働で問題の解決に取り組んでいます。
事業の継続と、そのための財源について、動物に高い関心を寄せる方にもご協力をお願いしたいと、プロジェクトを行っています。また、このように資金協力を広くお願いすることによって、猫を取り巻く現状と問題をより多くの人に知っていただき、事業への理解と賛同を広げ、深めていただきたいと考えておりますので、プロジェクト締切日である最終日まで継続させていただきたいと思います。
引き続き、本プロジェクト及び遊佐町を応援していただけますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。」
(注)募集期間は、延長の場合がございます。
2013年9月にトラストバンクが提供したクラウドファンディング型でふるさと納税を募る仕組み。自治体がプロジェクトオーナーとなり、関心や共感を呼ぶプロジェクトを立ち上げることで、広く資金を調達する。寄附者は自らの意思で寄附金の使い道を選ぶことができる。GCFでは、自治体が地域課題に対する具体的な解決策、必要な寄附金と使い道、寄附金を集める期間などを提示する。2019年10月時点で寄附総額50億円を突破し、570以上のプロジェクトが実施された。「2019年度グッドデザイン賞」受賞。