佐賀県神埼市とふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」( https://www.furusato-tax.jp )を企画、運営する株式会社トラストバンク(本社:東京都目黒区、代表取締役:須永珠代、以下「トラストバンク」)は本日10月1日、トラストバンクが提供する、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディング型で寄附を募る仕組み「ガバメントクラウドファンディング®」(以下GCF)において、近代西洋医学の道を開いた伊東玄朴の記念館整備を目的としたプロジェクトを開始しました。受付期間は2019年10月1日~2019年12月31日(92日間)、目標寄附金額は100万円です。
本プロジェクトは、佐賀県神埼市神埼町仁比山に生まれた幕末の医者・蘭学者である伊東玄朴の業績を多くの方に知っていただくための施設として、『伊東玄朴記念館』の整備に取り組むものです。記念館には、展示室や100名規模を受け入れることができる多目的室を備えます。寄附金は記念館の建設費として活用します。
今回、神埼市が活用するGCFは、お礼の品ではなく、“寄附金の使い道”から寄附を募ります。自治体はGCFのプロジェクトを通じて、地域課題やその課題に対する解決方法をわかりやすく、多くの人に発信し、共感を得ることで寄附を集めます。一方、寄附者はその地域に対する支援や応援の想いで寄附をするため、交流人口や関係人口増加のきっかけにもなる仕組みとしても注目されています。プロジェクト数も年々増加しており、今年6月に行われたお礼の品に係る法改正により、GCFへの関心は益々高まることが想定されます。
「伊東玄朴は、我が国の近代西洋医学の道を拓いたひとりで、多くの仲間と協力し、医学の進歩に大きな役割を担った人物であります。神埼市におきましては、日本の医学史に大きな足跡を残された伊東玄朴の業績と志を知り、学び、引き継ぐため、顕彰施設並びに学習教育施設として『伊東玄朴記念館』の整備に向け、取り組んでいます。全国の多くの方々にご賛同いただき、『伊東玄朴記念館』の早期実現を目指してまいりますので、ご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。」
(注)募集期間は、延長の場合がございます。
2013年9月にトラストバンクが提唱した仕組み。ふるさと納税を活用して、自治体がプロジェクトオーナーとなりクラウドファンディング型で広く資金を調達する。自治体は関心や共感を呼ぶプロジェクトを立ち上げることで多くの資金を調達し、寄附者は自らの意思で寄附金の使い道を選ぶことができる。地域活性化には寄附金の使い道が重要であるとの考えなどから、2017年頃から関心が高まっている。ガバメントクラウドファンディングでは、自治体が地域の課題に対する具体的な解決方法、その解決施策に対して必要な寄附金、寄附金を集める期間などを提示する。