福井県鯖江市とふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」( https://www.furusato-tax.jp )を企画、運営する株式会社トラストバンク(本社:東京都目黒区、代表取締役:須永珠代、以下「トラストバンク」)は本日9月27日、トラストバンクが提供する、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディング型で寄附を募る仕組み「ガバメントクラウドファンディング®」(以下GCF)において、西山公園のイルミネーション装飾による賑わい創出と地域活性化を目的としたプロジェクトを開始しました。募集期間は2019年9月27日~2019年12月31日(96日間)、目標寄附金額は260万円です。
本プロジェクトは、西山公園のイルミネーション装飾により、冬季の公園への来園者数の増加を目指し、賑わい創出と地域活性化につなげる取り組みです。寄附金は、現在、市民が主体で行っているイルミネーション装飾をより発展させるため、公園のメインストリートの樹木にイルミネーションを装飾する費用として活用します。お礼の品には、西山公園内にある西山動物園で人気のレッサーパンダのオリジナルグッズのほか、鯖江の地酒、鯖江産米、眼鏡、漆器などの地場産品を提供します。
今回、鯖江市が活用するGCFは、お礼の品ではなく、“寄附金の使い道”から寄附を募ります。自治体はGCFのプロジェクトを通じて、地域課題やその課題に対する解決方法をわかりやすく、多くの人に発信し、共感を得ることで寄附を集めます。一方、寄附者はその地域に対する支援や応援の想いで寄附をするため、交流人口や関係人口増加のきっかけにもなる仕組みとしても注目されています。プロジェクト数も年々増加しており、今年6月に行われたお礼の品に係る法改正により、GCFへの関心は益々高まることが想定されます。
「鯖江市のシンボルともいえる西山公園は、日本海随一のつつじの名所として知られ、春には県内外から多くの人が訪れます。また、市民にとっても大切な憩いの場として愛されている公園ですが、冬季には来園者も少なく閑散としているのが課題でした。そんな中、近年では冬になると、市民が主体となり公園内にイルミネーションを装飾し、人が集う暖かなスポットを作ってくれるようになりました。今回の事業は、こうした心温まる市民の活動をさらに発展させ、冬の西山公園の賑わいの創出を目指し、年間を通して人が訪れる癒しのスポットとなってほしいと願います。」
(注)募集期間は、延長の場合がございます。
2016年より、クラウドファンディング型ふるさと納税の仕組みを活用し、特定の事業にスポットを当てたふるさと納税を募っています。本市の特色ある事業に魅力を感じ「鯖江を応援したい」という気持ちが、ふるさと納税というかたちで応援に繋がり、さらなる鯖江ファンが増えていくことを目指します。
2013年9月にトラストバンクが提唱した仕組み。ふるさと納税を活用して、自治体がプロジェクトオーナーとなりクラウドファンディング型で広く資金を調達する。自治体は関心や共感を呼ぶプロジェクトを立ち上げることで多くの資金を調達し、寄附者は自らの意思で寄附金の使い道を選ぶことができる。地域活性化には寄附金の使い道が重要であるとの考えなどから、2017年頃から関心が高まっている。ガバメントクラウドファンディングでは、自治体が地域の課題に対する具体的な解決方法、その解決施策に対して必要な寄附金、寄附金を集める期間などを提示する。