福井県越前市とふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」( https://www.furusato-tax.jp )を企画、運営する株式会社トラストバンク(本社:東京都目黒区、代表取締役:須永珠代、以下「トラストバンク」)は本日9月10日、トラストバンクが提供する、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディング型で寄附を募る仕組み「ガバメントクラウドファンディング®」(以下GCF)において、世界に一つだけの公園「武生中央公園」の「だるまちゃん広場」にイルミネーションを設置し、新たな交流の場の創出を目的としたプロジェクトを開始しました。募集期間は2019年9月10日~2019年12月15日(97日間)、目標寄附金額は200万円です。
本プロジェクトは、越前市出身の日本を代表する絵本作家かこさとし氏が監修した世界に一つだけの公園「武生中央公園」にイルミネーションを設置するための資金を募集します。来場者は年間100万人を超え、老若男女が憩うこの公園は、日中には多くの子どもを連れた家族で賑わっており、約700台ある駐車場もいっぱいになってしまうほど人気な一方、特に冬季の夜の公園は静かでひっそりとしています。そこで、我々はこの公園を多くの人で賑わう新たな交流の起点となるようなセントラルパークとするため、夜間にイルミネーションを設置したいと考えています。
ゆったりと公園内を散歩して雰囲気を楽しんでもよし。イルミネーションを見ながらコーヒーを飲んで一服してもよし。若者の交流イベントを開催してもよし。夜の公園を楽しみながら映える写真をSNSであげて話題づくりに使ってもよし。かこさとし氏が思いを込めて監修した公園で、新たな交流を生み出し、新たな賑わいづくりをするためにも、是非皆様の温かいご支援をよろしくお願いいたします。
ご寄附いただいた方には、越前市のふるさと納税を行っていただいた方と同様の返礼品をお渡しいたします。返礼品はかこさとし氏の絵本を始めとして、寄附額に応じて約680種(2019年9月現在)からお選びいただけます。人気の海産物や地場産の米や酒、おせち、伝統工芸の職人が作る品まで多岐にわたる品揃えです。
今回、越前市が活用するGCFは、お礼の品ではなく、“寄附金の使い道”から寄附を募ります。自治体はGCFのプロジェクトを通じて、地域課題やその課題に対する解決方法をわかりやすく、多くの人に発信し、共感を得ることで寄附を集めます。一方、寄附者はその地域に対する支援や応援の想いで寄附をするため、交流人口や関係人口増加のきっかけにもなる仕組みとしても注目されています。プロジェクト数も年々増加しており、今年6月に行われたお礼の品に係る法改正により、GCFへの関心は益々高まることが想定されます。
越前市のクラウドファンディングは本プロジェクトで7回目です。返礼品に注目が集まりがちなふるさと納税ですが、越前市では寄附の原点に戻り、使い道に特化した募集を行っています。これまでの全プロジェクトの目標金額を達成しており、クラウドファンディングによって集めた寄附額は総額2,000万を超えます。
「本市を代表する絵本作家のかこさとし氏が思いを込めて監修した武生中央公園『だるまちゃん広場』へのイルミネーション設置プロジェクトに向け、本市はガバメントクラウドファンディングに挑戦することとしました。広場にイルミネーションを設置して雰囲気を作ることにより、今まで訪れることが少なかった若者層の方にもこの公園を訪れていただき、市民の交流促進を図るとともに、その輪がより一層広がっていくよう、地域全体で取り組みを進めてまいりたいと考えております。皆様からの温かいご支援をいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします。」
(注)募集期間は、延長の場合がございます。
2013年9月にトラストバンクが提唱した仕組み。ふるさと納税を活用して、自治体がプロジェクトオーナーとなりクラウドファンディング型で広く資金を調達する。自治体は関心や共感を呼ぶプロジェクトを立ち上げることで多くの資金を調達し、寄附者は自らの意思で寄附金の使い道を選ぶことができる。地域活性化には寄附金の使い道が重要であるとの考えなどから、2017年頃から関心が高まっている。ガバメントクラウドファンディングでは、自治体が地域の課題に対する具体的な解決方法、その解決施策に対して必要な寄附金、寄附金を集める期間などを提示する。