大阪府阪南市とふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」( https://www.furusato-tax.jp )を企画、運営する株式会社トラストバンク(本社:東京都目黒区、代表取締役:須永珠代、以下「トラストバンク」)は本日8月15日、トラストバンクが提供する、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディング型で寄附を募る仕組み「ガバメントクラウドファンディング®」(以下GCF)において、すべての子どもたちに給食を楽しんでもらうことを目的としたプロジェクトを開始しました。募集期間は2019年8月15日~2019年10月31日(78日間)、目標寄附金額は100万円です。
阪南市の小学校給食は、すべての子どもたちがなるべく同じ給食が食べられるよう、アレルギー食材を原材料に含んでいない加工品を選び、献立を工夫して提供しています。近年、食物アレルギーを持つ子どもが増加傾向にありますが、本市の学校給食センターは老朽化しているため、食物アレルギーを持つ子どもに対応できていない現状にあります。本プロジェクトでは、給食センター厨房内に除去食専用調理スペースを設置し、アレルギーを持っている子どもたちに除去食(アレルギー食材(乳・卵)が入っていない給食)を提供することで、すべての子どもたちが給食時間を安全に、かつ、楽しんで過ごせることを目的とし、実施するものです。
今回、阪南市が活用するGCFは、お礼の品ではなく、“寄附金の使い道”から寄附を募ります。自治体はGCFのプロジェクトを通じて、地域課題やその課題に対する解決方法をわかりやすく、多くの人に発信し、共感を得ることで寄附を集めます。一方、寄附者はその地域に対する支援や応援の想いをもって、寄附をするため、交流人口や関係人口増加のきっかけにもなる仕組みとしても注目されています。プロジェクト数も年々増加しており、今年6月に行われたお礼の品に係る法改正により、GCFへの関心は益々高まることが想定されます。
「本事業を行うことにより、保護者等の食物アレルギーについての理解がさらに深まるとともに、除去食(アレルギー食材(乳・卵)が入っていない給食)を提供することで、すべての子どもたちが給食時間を安全に楽しんで過ごせるようになりますので、皆様のご協力をお願いします。」
(注)募集期間は、延長の場合がございます。
寄附者の皆様の「阪南市を応援したい」というお気持ちにより、これまでに多くのご寄附をいただくことができました。皆様からのご寄附は、基金に積み立てたうえで、子育てや自然環境など、寄附いただいた際にお選びいただいた6つの事業に活用させていただいております。今後も、ふるさと納税制度を通じて、全国に阪南市の魅力を発信するとともにより良いまちづくりに取り組んで参りますので、ご支援・ご声援の程よろしくお願いいたします。
2013年9月にトラストバンクが提唱した仕組み。ふるさと納税を活用して、自治体がプロジェクトオーナーとなりクラウドファンディング型で広く資金を調達する。自治体は関心や共感を呼ぶプロジェクトを立ち上げることで多くの資金を調達し、寄附者は自らの意思で寄附金の使い道を選ぶことができる。地域活性化には寄附金の使い道が重要であるとの考えなどから、2017年頃から関心が高まっている。ガバメントクラウドファンディングでは、自治体が地域の課題に対する具体的な解決方法、その解決施策に対して必要な寄附金、寄附金を集める期間などを提示する。