鳥取県倉吉市とふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」( https://www.furusato-tax.jp )を企画、運営する株式会社トラストバンク(本社:東京都目黒区、代表取締役:須永珠代、以下「トラストバンク」)は本日8月9日、トラストバンクが提供する、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディング型で寄附を募る仕組み「ガバメントクラウドファンディング」(以下GCF)において、道の駅の機能強化を目的としたプロジェクトを開始しました。募集期間は2019年8月9日~2019年10月31日(84日間)、目標寄附金額は100万円です。
本プロジェクトは、人口減少と生産者の高齢化、交通量の減少等によって、利用客数が低迷している道の駅「犬挟(いぬばさり)」において、その名にマッチした「ドッグラン」を整備し、周辺の関金温泉やキャンプ場、地域の動物愛護基盤等と連携したペットツーリズム拠点とすることで、道の駅の来訪目的化を図り、中山間地域の活性化につなげようとするものです。
寄附金は、道の駅の指定管理者(せきがね犬挟観光株式会社)が整備するドッグラン設備及び普及啓発を支援する補助金として活用します。支援をいただいた方には、寄附金額に応じた関金地域にちなんだお礼の品が選べる他、寄附者銘板(芳名録)に記名(15,000円以上の寄附者(希望者のみ))します。
今回、倉吉市が活用するGCFは、お礼の品ではなく、“寄附金の使い道”から寄附を募ります。自治体はGCFのプロジェクトを通じて、地域課題やその課題に対する解決方法をわかりやすく、多くの人に発信し、共感を得ることで寄附を集めます。一方、寄附者はその地域に対する支援や応援の想いをもって、寄附をするため、交流人口や関係人口増加のきっかけにもなる仕組みとしても注目されています。プロジェクト数も年々増加しており、今年6月に行われたお礼の品に係る法改正により、GCFへの関心は益々高まることが想定されます。
「道の駅『犬挟』が立地する関金地域は、鳥取の観光資源を代表する『大山』や蒜山の山懐に抱かれており、世界有数のラジウム含有量を誇る『関金温泉』は、古くから美作(岡山)と伯耆(倉吉)を結ぶ作州街道(備中往来)の宿場町、湯治場として栄えた地域です。地域には温泉だけでなく、大山から流れ出る清流の中で栽培される特産のわさびの圃場や、ため池百選にも選ばれている大山池など、風光明媚な景色も魅力となっています。これらの観光資源と合せて、倉吉市唯一の道の駅である『犬挟』を通じ、地域で育つおいしい農産物等をより多くの人に楽しんでいただけるよう、道の駅の魅力を高めてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします」
(注)募集期間は、延長の場合がございます。
倉吉市では、 ふるさと納税によりいただいた寄附金を「ひとづくり」「しごとづくり」「まちづくり」の事業に活用しています。 令和元年度は、 GCFをはじめ、 子育て支援や教育環境の充実、 町並み保存などに活用する予定です。
【過去3年間の寄附実績】
2013年9月にトラストバンクが提唱した仕組み。ふるさと納税を活用して、自治体がプロジェクトオーナーとなりクラウドファンディング型で広く資金を調達する。自治体は関心や共感を呼ぶプロジェクトを立ち上げることで多くの資金を調達し、寄附者は自らの意思で寄附金の使い道を選ぶことができる。地域活性化には寄附金の使い道が重要であるとの考えなどから、2017年頃から関心が高まっている。ガバメントクラウドファンディングでは、自治体が地域の課題に対する具体的な解決方法、その解決施策に対して必要な寄附金、寄附金を集める期間などを提示する。