福岡県宗像市は、ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」( https://www.furusato-tax.jp )を企画、運営する株式会社トラストバンク(本社:東京都目黒区、代表取締役:須永珠代、以下「トラストバンク」)と本日7月22日から、トラストバンクが提供する、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディング型で寄附を募る仕組み「ガバメントクラウドファンディング®」(以下「GCF®」)において、宗像大社秋季大祭の「みあれ祭・海上御幸」のライブ中継を目的としたプロジェクトを開始します。本プロジェクトの募集期間は2019年7月22日~同年9月30日(71日間)で、目標寄附金額は150万円です。
今回、宗像市が活用する「GCF®」では、お礼の品ではなく、“寄附金の使い道”から寄附を募ります。自治体は「GCF®」のプロジェクトを通じて、地域課題やその課題に対する解決方法をわかりやすく、多くの人に発信し、共感を得ることで寄附を集めます。一方、寄附者はその地域に対する支援や応援の想いをもって、寄附をするため、交流人口や関係人口増加のきっかけにもなる仕組みとしても注目されています。プロジェクト数も年々増加しており、今年6月に行われたお礼の品に係る法改正により、「GCF®」への関心は益々高まることが想定されます。
宗像市では、毎年10月1日~3日の3日間で宗像大社秋季大祭が行われます。大祭初日に行われる「みあれ祭・海上神幸」は数百席の漁船が荘厳な海上パレードを行います。この海上パレードを見るために毎年多くの方が海辺周辺へお越しになりますが、見学場所から船団が離れていることで臨場感を体感いただきにくい状況です。また、見学場所周辺が大変渋滞し、見学いただけない方もいらっしゃることから、より多くの方に「みあれ祭」の海上パレードの迫力と臨場感を体感いただくために、ドローンで撮影した映像をライブで放映するパブリックビューイングプロジェクトを企画いたします。
宗像市の漁業事業者は後継者不足等により年々と減少傾向にあります。漁業事業者が主役となって行う海上パレードが見どころの「みあれ祭」が注目を浴びることによって、若い世代の漁業に対する誇りや憧れとなり、漁業の維持・発展につながっていくことを目指します。
本プロジェクトへの寄附金は、「みあれ祭」の一連の映像を撮影・中継、及び大型ビジョン等の機器費用(撮影、中継、機器費用:計300万円)の一部に使います。また、お礼の品として玄海灘に面する宗像市が誇る海産物、このプロジェクトで撮影した動画DVDをお礼の品としてお送りします。
「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群は、2017年に世界文化遺産に登録されました。登録以降、たくさんの方々に各構成資産や世界遺産ガイダンス施設『海の道むなかた館』などにお越しいただいておりますが、この『みあれ祭』海上パレードは、圧倒的な迫力で私たちの心を熱くしてくれる、一年に一度限りの貴重な神事です。今回のプロジェクトでは、主に遠くから眺めることしかできなかった海上パレードを、実際に船上で参加しているように、ドローンで撮影した生の映像をパブリックビューイングで公開するものです。一人でも多くの方々に本プロジェクトにご支援いただき、勇壮な海上パレードと世界遺産を取り巻く宗像の海をご体感いただければ幸いです」
2013年9月にトラストバンクが提唱した仕組み。ふるさと納税を活用して、自治体がプロジェクトオーナーとなりクラウドファンディング型で広く資金を調達する。自治体は関心や共感を呼ぶプロジェクトを立ち上げることで多くの資金を調達し、寄附者は自らの意思で寄附金の使い道を選ぶことができる。地域活性化には寄附金の使い道が重要であるとの考えなどから、2017年頃から関心が高まっている。「ガバメントクラウドファンディング®」では、自治体が地域の課題に対する具体的な解決方法、その解決施策に対して必要な寄附金、寄附金を集める期間などを提示する。
※ふるさとチョイスHP内「GCF®」サイト:https://www.furusato-tax.jp/gcf/
(注)募集期間は、延長の場合がございます。