□■ 調査結果概要 ■□
◆ふるさと納税を知っているが、未経験との回答が76.9%
- ◇「ふるさと納税を知っている20歳以上の男女1128名にふるさと納税をしたことがあるかを聞いたところ、76.9%が未経験と回答した。また、年代別でみると、20代と30代は、それぞれ72.7%と71.3%が未経験と回答したのに比べ、50代と60歳以上は、82.0%と82.6%と8割の人が、ふるさと納税を知っているものの制度を利用していないことがわかった。
◆ふるさと納税を利用する理由、20代の貢献意識の高さが判明。20代は「お礼の品がもらえる」(49.2%)に対して、「災害支援」(45.9%)「故郷への応援」(44.3%)がそれぞれ4割以上の回答を集めた。
- ◇ふるさと納税を利用したことがある人に制度を利用する理由を聞いたところ、「お礼の品がもらえる」(61.2%)が最も多くの回答を集め、次いで「住民税が控除されるから」(47.3%)「被災地支援ができるから」(32.9%)、「自分や家族の生まれ故郷に貢献できるから」(29.5%)、思い入れのある地域に貢献できるから(29.5%)という結果となった。
- ◇本設問で20代の地域などへの貢献意識が高いことがわかった。20代のふるさと納税を利用する理由は、「お礼の品がもらえる」(49.2%)に対して、「災害支援」(45.9%)「故郷への応援」(44.3%)がそれぞれ4割以上の回答を集めた。
- ◇「税金の使い道を自分で選べるから」という回答も全体で4人に1人(25.2%)が回答した。
◆ふるさと納税を知っているが制度の趣旨を知らない人の割合「3割以上」。
- ◇本調査はふるさと納税を知っている20歳以上の男女1128名を対象にしているが、その内の3割以上の人(34.9%)が『ふるさと納税の制度が「地域間の税の格差」を是正するために始まった』ことを知らないと回答した。
- ◇ふるさと納税の趣旨(「地域間の税の格差」の是正)を最も知らなかった世代は、20代で約4割(42.7%)を超えた。年齢が上がるにつれて、趣旨を知らない割合が減る傾向にあった(30代:39.9%、40代:32.6%、50代:32.5%、60歳以上:26.8%)。
◆ふるさと納税の3つの意義について、高く共感を得ていることがわかった。「寄附者自らが故郷や応援したい地域に直接力になれる制度」という点が最も共感を得ており、8割以上(84.6%)が「大変共感する」(27.6%)もしくは「共感する」(57.0%)と回答。
ふるさと納税には、以下の3つの意義がある。3つの意義について、認知と共感を聞いた。
<参考:調査対象者に以下の内容を提示>
第一に、納税者が寄附先を選択する制度であり、選択するからこそ、その使われ方を考えるきっかけとなる制度であること。
それは、税に対する意識が高まり、納税の大切さを自分ごととしてとらえる貴重な機会になります。
第二に、生まれ故郷はもちろん、お世話になった地域に、これから応援したい地域へも力になれる制度であること。
それは、人を育て、自然を守る、地方の環境を育む支援になります。
第三に、自治体が国民に取組をアピールすることでふるさと納税を呼びかけ、自治体間の競争が進むこと。
それは、選んでもらうに相応しい、地域のあり方をあらためて考えるきっかけへとつながります。
引用元:総務省 ふるさと納税ポータルサイト
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/policy/
- ◇ふるさと納税の3つの意義について、51.7%の人が「寄附者が納税の大切さを考えるきっかけとなること」を、76.5%の人が「寄附者自らが故郷や応援したい地域に直接力になれること」を、67.8%の人が「自治体が地域の魅力を寄附者にアピールできること」を知っていると回答
- ◇ふるさと納税の3つの意義について、約6割(大変共感する:14.3%、共感する:55.5%)が「寄附者が納税の大切さを考えるきっかけとなること」に、8割以上(大変共感する:27.6%、共感する:57.0%)が「寄附者自らが故郷や応援したい地域に直接力になれること」に、約8割(大変共感する:22.9%、共感する:56.7%)が「自治体が地域の魅力を寄附者にアピールできること」に共感していると回答。