2017.07.28

トラストバンク、ふるさと納税を活用して、 夕張市の課題解決支援事業を立ち上げ

~プロジェクト型の課題解決支援「ガバメントクラウドファンディング」で「夕張高校魅力化プロジェクト」の資金調達を開始〜

ふるさと納税総合サイト『ふるさとチョイス』( https://www.furusato-tax.jp/ )を企画・運営する、株式会社トラストバンク(本社:東京都目黒区、代表取締役:須永珠代、以下「トラストバンク」)は本日、ふるさと納税の制度を活用して、夕張市が推進する「夕張高校生魅力化プロジェクト」を支援するため、当社が提供するふるさと納税を活用したプロジェクト型の課題解決支援「ガバメントクラウドファンディング」(以下、GCF)において資金調達事業を開始します。本事業の対象期間は、7月28日から12月31日までで、目標金額は700万円です。

夕張市唯一の高校である夕張高校は、人口減少に伴う生徒数の減少に加え、財政破たん後の小中学校統廃合などにより、夕張中学校からの進学率が平成24年が87%だったのに対して、平成29年には50%と年々低くなっています。地域の教育機関の魅力が低下することは、子育て世代の流出にも繋がり、地域の衰退に大きな影響を与えます。

こうした背景の中、夕張市は、平成28年4月に策定した「夕張市地方人口ビジョン及び地方版総合戦略」において、「夕張高校魅力化プロジェクト」をアクションプランに位置付け、夕張高校を「進学したい学校」にするために資格取得に係る費用の助成や、市外高校生との交流促進のための補助などを行ってきました。

今回、ふるさと納税の制度を活用して調達する資金は、「夕張高校魅力化プロジェクト」における2本の柱である「課題から日本の未来を探求するプログラムづくり」、「チャレンジモア・スピリットを高める未来塾の設置」のために活用される予定です。

①課題から日本の未来を探求するプログラムづくり

本事業では、財政再生団体となり、課題先進地域として様々な経験をしてきた夕張市の課題を教材とすることで、「次の社会のカタチ」を学ぶことができるプログラムを作ります。

②チャレンジモア・スピリットを高める未来塾の設置

夕張市は、公営塾の「未来塾」を設置し、様々な分野で活躍する講師を招き、高校生自ら授業を企画・実施する「キセキの授業」を行っています。失敗を恐れないチャレンジモア・スピリットを高め、自分の道を切り拓く力を養う環境づくりを推進しています。

夕張市は、平成29年度から、財政再建だけでなく子育て支援など地域再生との両立を目指すため、財政再生計画を発表しました。同市は、平成18年度から財政再建に取り組んできましたが、夕張市民が地域の未来を前向きに考えられる環境づくりをするため地域再生にも力を入れています。

トラストバンクと夕張市は、平成28年12月7日に「地方創生に関する包括提携協定」を締結しました。同協定では、ふるさと納税の活用や夕張市の地域づくりの推進、観光振興および産業振興の地域経済の発展などの分野において、相互に連携・協力することで合意しました。現在は、ふるさと納税に関するお礼の品の商品開発や「ふるさとチョイス」の特集ページなどでの情報発信などふるさと納税分野を中心に支援をしています。

トラストバンクは今後も、日本の将来の課題解決を目的としたプロジェクトを推進することで、ふるさと納税の健全な発展を促すともに、地域の課題解決プラットフォームとして、自治体を支援してまいります。

□■ プロジェクトの概要 ■□

◆プロジェクト名:
夕張高校は絶対になくさない!日本が直面する課題を学ぶフィールドとなるために。
~夕張高校魅力化プロジェクト~
◆開始日:
7月28日(金)
◆目標金額:
700万円
◆期間:
7月28日~12月31日
◆URL:
https://www.furusato-tax.jp/gcf/187
◆ガバメントクラウドファンディング(GCF)について:
2013年9月から当社サイトにて提供開始。ふるさと納税の制度を活用してプロジェクト型で寄附金を募るクラウドファンディング。自治体は寄附金の「使い道」を明確にして、寄附者はその「使い道」から寄附先となる自治体を選択できるため、寄附者の意思が確実に自治体の課題解決に反映される仕組み。
クリップボードにコピーしました