(日時:3月13日(月)13時、場所:「ふるさとチョイス Café」(東京・有楽町))
贈呈式の様子(左から国立国際医療研究センター研究所 霜田氏、佐賀県首都圏事務所 副所長 熊本氏) |
日本IDDMネットワーク 岩永氏登壇の様子 |
国立国際医療研究センター研究所霜田氏登壇の様子 |
「1型糖尿病」の患者様とご家族登壇の様子 |
本イベントでは、本プロジェクトに賛同くださる当社サイト会員の皆さまを対象に、現在までの支援状況や活動計画、「1型糖尿病」の研究における今後の展望をご説明するとともに、「1型糖尿病」の患者さんとご家族にも登壇いただき、「1型糖尿病」やプロジェクトに対する想いをお話いただきました。また、今回のプロジェクトにお寄せいただいた寄附金の一部となる4,500万円(2016年4月26日~12月19日)を「日本IDDMネットワーク」および「1型糖尿病」の研究を進めている「国立国際医療研究センター研究所」に贈与する贈呈式を行いました。各登壇者のコメントは下記の通りです。
■認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク 副理事長兼事務局長 岩永幸三氏のコメント
「佐賀県庁へのNPO指定ふるさと納税のおかげで、治らない病気を治る病気にする‟希望”が持てるようになりました。2025年の1型糖尿病根治を目標に患者・家族、研究者など関係者が一緒になって頑張りますので、これからも日本IDDMネットワークを指定して佐賀県庁への‟ふるさと納税”をよろしくお願いいたします。」
■国立国際医療研究センター研究所 膵島移植プロジェクト プロジェクト長 霜田雅之氏のコメント
「たくさんの寄附者のご協力・ご支援を得て、バイオ人工膵島の開発や現在の膵島移植治療の課題を解決するための「細胞加工センター」を設立し、より多くの患者さんに治療を受けていただきたいと思っています。医療者・研究者の決意として、1型糖尿病を‟治せる”病気にしたいと思います。」
■患者さんとご家族のコメント
「娘が2歳2ヶ月の時に、治らない病気と言われる1型糖尿病を発症した時は絶望感とともに自分を責めました。1型糖尿病はなかなか正しく理解されていないことが多いのですが、きちんとコントロールすれば 他の子と同じことができるということを、この活動を通して皆さんに知ってもらえる機会になっていると思います。辛い想いをしている患者やその家族にお力添えいただき、とても感謝しています。」
▼子どもたちに注射ではなく「治る未来」を届けたい
https://www.furusato-tax.jp/gcf/77
【報告会・贈呈式の概要】
- 1)開催日時
- 2017 年 3月 13 日(月) 13:00~14:00
- 2)場所
- 『ふるさとチョイス Café』
〒100-0006 東京都千代田区有楽町 1 丁目 12-1
新有楽町ビル地下 1 階(有楽町駅から徒歩 1 分) - 3)登壇者
- ・認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク 副理事長兼事務局長 岩永幸三氏
・国立国際医療研究センター研究所 膵島移植プロジェクト プロジェクト長 霜田雅之氏
・「1型糖尿病」の患者様とご家族
・株式会社トラストバンク セミナー講師 伊田 光
■「1型糖尿病」を根治可能にするプロジェクトについて
https://www.furusato-tax.jp/gcf/77
不治の病と言われる「1型糖尿病」の根治を目指すプロジェクト。
「1型糖尿病」は、日本では年間10万人に1~2人の割合で発症すると言われており、現在膵臓または膵島の移植でしか根治の術はありません。しかし、ドナー(提供者)は足りていない状況です。一方、2016年5月、厚生労働省が1型糖尿病患者へのブタからヒトへの異種移植解禁の方針を示したことなどを背景に、3年以内の臨床を目指して国立国際医療研究センター研究所(東京都新宿区)と福岡大学(福岡県福岡市)などで研究が進んでいます。当研究には、2015年度の佐賀県庁と認定特定非営利活動法人「日本IDDMネットワーク」による、ふるさと納税を財源とした研究費助成(5000万円)が活用され、大きな成果を達成しています。
現在、膵島移植医療の基盤整備として、医療用豚をもとに実際にヒトに用いる膵島を作り出すCPC(細胞加工センター)建設を目的に、佐賀県庁、認定特定非営利活動法人「日本IDDMネットワーク」、当社は、協働による資金調達のプロジェクトを推進しています。